
「婚約指輪を贈りたいけれど、20代の相場は一体いくらなんだろう?」
人生の大きな節目を前に、多くの方がこのような疑問を抱えているのではないでしょうか。20代の婚約指輪の相場はいくらですか?と尋ねられることも少なくありません。また、そもそも20代で婚約指輪を貰った人の割合や、ご自身の年収、例えば年収600万だと結婚指輪の相場はどのくらいになるのか、気になる点は多岐にわたります。
婚約指輪の支払いは誰がするのか、婚約指輪の相場は20代のブランド選びでどう変わるのかといった現実的な問題から、ティファニーの婚約指輪はいくらくらいしますか?あるいは、ハリーウィンストンの指輪が買える年収は?といった憧れのブランドに関する具体的な問いまで、悩みは尽きないものです。
さらに、婚約指輪が60万円だと年収はいくらくらいですか?という価格帯による不安や、婚約指輪で恥ずかしいブランドを選んで失敗や後悔をしたくないという気持ちも理解できます。婚約指輪は20代前半だと相場が変わるのか、そして指輪だけでなく20代のプロポーズ全体の相場はどの程度なのか、考えるべきことは山積みです。
この記事では、こうした20代の婚約指輪の相場に関するあらゆる疑問や不安を解消し、お二人にとって最高の指輪選びができるよう、客観的なデータと具体的な情報を基に詳しく解説していきます。
ポイント
- 20代の婚約指輪の年代別・年収別の平均相場
- 予算に合わせた人気ブランドの選び方と価格帯
- 後悔しないための婚約指輪に関する注意点
- 婚約指輪の購入や支払いに関する基礎知識
20代の婚約指輪の相場とリアルな金額事情

- 20代の婚約指輪の相場はいくらですか?
- 婚約指輪 20代前半 相場との違いは?
- 20代で婚約指輪を貰った人の割合
- 結婚指輪の相場は年収600万だとどうなる?
- 婚約指輪が60万円だと年収はいくら?
- 婚約指輪の支払いは誰がするの?
20代の婚約指輪の相場はいくらですか?

20代の方が購入する婚約指輪の全体的な相場は、おおよそ20万円から50万円未満が中心的な価格帯です。
結婚スタイルマガジントレンド調査2024によれば、婚約指輪の全体の平均購入金額は41.7万円でした。その中でも、最も多くのカップルに選ばれているのが「20万円~30万円未満」と「30万円~40万円未満」の価格帯で、それぞれ全体の21.4%を占めています。
このことから、半数以上のカップルが20万円から50万円の範囲で婚約指輪を選んでいることが分かります。婚約指輪は一生に一度の特別な贈り物であり、二人の愛の証として形に残るものであるため、多くの方が品質やデザインにこだわり、相応の予算をかけているようです。
30万円台の予算になると、選べるデザインの幅が大きく広がり、ダイヤモンドの品質やリングの素材(マテリアル)にもこだわった、より質の高い指輪を選ぶことが可能になります。もちろん、20万円未満の価格帯でも素敵な指輪を見つけることはできますが、ダイヤモンドの大きさや品質を重視する場合は、ある程度の予算を確保しておくと選択肢が増え、満足のいく指輪選びができるでしょう。
婚約指輪 20代前半 相場との違いは?

同じ20代であっても、前半と後半では婚約指輪の平均購入額に違いが見られます。年齢が上がるにつれて経済的な余裕が生まれることが、この差の主な理由と考えられます。
ある調査データによると、具体的な年代別の平均購入金額は以下のようになっています。
年代 | 平均購入金額 |
20代前半 | 32.0万円 |
20代後半 | 39.1万円 |
30代前半 | 42.9万円 |
このように、20代前半の平均相場が約32万円であるのに対し、20代後半では約39万円と、7万円ほどの差があります。これは、20代後半になると社会人としてのキャリアも安定し、収入や貯蓄が増える傾向にあるため、より高価な指輪を選択肢に入れられるようになるからでしょう。
また、20代前半では、これからの新生活や結婚式の費用を優先して、婚約指輪の予算を抑えめに考えるカップルが多い傾向にあります。一方で、20代後半になると、友人や同僚の結婚式に参加する機会も増え、婚約指輪に対する価値観や知識が深まることで、より品質やデザインにこだわりたいと考える方が増えることも、価格差の一因と言えます。
20代で婚約指輪を貰った人の割合

結婚するカップルのうち、婚約指輪の購入に至る割合は、調査によって多少のばらつきはありますが、おおむね7割前後とされています。これは、多くのカップルが婚約の証として指輪を重要視していることを示しています。
婚約指輪を贈る理由
婚約指輪を贈る主な理由としては、「婚約したというけじめ、証として」「彼女への愛情や誠意を形として示したかった」「プロポーズの際にサプライズで渡したかった」などが挙げられます。男性にとっては決意の表明であり、女性にとっては一生の思い出となる特別なアイテムです。
婚約指輪を贈らない選択
一方で、約3割のカップルは婚約指輪を購入しない選択をしています。その理由としては、「指輪にお金をかけるより、結婚式や新婚旅行、新生活の費用に充てたい」「普段アクセサリーを着けないので、高価な指輪を貰っても使わないから」「二人で話し合って、実用的な他のもの(時計やネックレスなど)にした」といったものが多く見られます。
婚約指輪の有無は、二人の価値観やライフプランによって決まるものです。もし「いらない」と決めた場合でも、なぜその選択をしたのかを両家の親へ丁寧に説明し、理解を得ておくことが、後のトラブルを避けるために大切になります。
結婚指輪の相場は年収600万だとどうなる?

婚約指輪の予算を考える際、ご自身の年収を一つの基準にする方は少なくありません。かつては「給料の3ヶ月分」という言葉が広く知られていましたが、現代ではその考え方は主流ではなく、より現実的な「月収の1ヶ月分」程度が新たな目安となりつつあります。
年収600万円の場合、月収に換算するとボーナスの割合にもよりますが、おおよそ40万円から50万円程度になります。ここから税金や社会保険料が引かれるため、手取り額は30万円台になることが多いでしょう。この場合、現代の目安である「月収1ヶ月分」を参考にすると、30万円から40万円程度が婚約指輪の予算として一つの目安と考えられます。
実際に、年収600万円層のカップルが選ぶ婚約指輪の相場は35万円から40万円が一般的というデータもあり、この目安は実情と大きく離れてはいません。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。貯蓄額、今後のライフプラン(住宅購入や出産など)、結婚式にかける費用など、総合的な資金計画の中で予算を決めることが何よりも重要です。年収だけで判断せず、二人が無理なく、そして満足できる価格帯の指輪を選ぶことが、賢明な選択と言えます。
婚約指輪が60万円だと年収はいくら?

婚約指輪の価格が60万円の場合、どのくらいの年収の人が購入するのか気になる方もいるでしょう。50万円以上の高価格帯の婚約指輪を選ぶカップルは全体の約23.7%おり、決して珍しい選択ではありません。
一概に「年収いくらなら60万円の指輪を買える」と断定することは困難です。なぜなら、購入の判断基準は年収そのものよりも、貯蓄額や個人の価値観、ライフスタイルに大きく左右されるからです。
一つの考え方として、先述の「月収の1ヶ月分~2ヶ月分」を目安にするならば、手取り月収が30万円から60万円の範囲にある方が対象となります。これは年収に換算すると、おおよそ450万円から800万円以上の層に該当します。特に、年収800万円を超える層になると、50万円以上の婚約指輪を選ぶカップルの割合が増える傾向にあります。
しかし、年収がそれ以下であっても、貯蓄が十分にあり、婚約指輪に特別な価値を見出している方であれば、60万円の指輪を購入することは十分に可能です。逆に、高年収であっても、他に優先したい支出があれば、予算を抑える選択をすることもあります。
最終的には、年収はあくまで参考の一つと捉え、二人の経済状況と将来設計に基づいて、背伸びしすぎない範囲で予算を決めることが大切です。
婚約指輪の支払いは誰がするの?

婚約指輪の支払いについては、伝統的に「男性が購入して女性に贈るもの」という考え方が根強く、現在でも多くのカップルがこのスタイルを取っています。これは、男性から女性への結婚の決意や誠意を示す象徴的な行為と捉えられているためです。
しかし、近年ではカップルの価値観も多様化しており、支払い方法にも変化が見られます。
主な支払いパターン
- 男性が全額支払う最も一般的なパターンです。サプライズでプロポーズをする場合も、必然的にこの形になります。彼女を喜ばせたい、けじめとして贈りたいという男性の気持ちが反映されます。
- 二人で分担して支払う「婚約指輪は二人の記念品」という考えから、共同の貯金から支払ったり、費用を分担したりするカップルも増えています。この場合、お互いが納得して指輪を選べるというメリットがあります。
- 女性が一部を負担する男性が予算を提示し、もし彼女が予算を超えるデザインを希望した場合、その差額分を彼女が負担するというケースです。お互いの希望と予算を両立させる現実的な方法と言えます。
どの支払い方法が正しいという決まりはありません。大切なのは、二人がお金のことについてオープンに話し合い、お互いが納得できる方法を見つけることです。事前に相談することで、後のわだかまりを防ぎ、気持ちよく指輪選びを進めることができるでしょう。
20代の婚約指輪の相場から見る人気ブランド

- 婚約指輪 相場 20代 ブランドの選び方
- ティファニーの婚約指輪はいくらくらい?
- ハリーウィンストンの指輪が買える年収
- 避けるべき婚約指輪 恥ずかしいブランド
- 20代のプロポーズの相場もチェック
婚約指輪の相場 20代のブランドの選び方

20代の婚約指輪の相場は、選ぶブランドによって大きく変動します。したがって、自分たちの予算や価値観に合ったブランドを見極めることが、後悔しない指輪選びの鍵となります。ブランドは大きく「国内のブライダルリング専門店」と「海外のハイブランド(ジュエラー)」に分けられます。
国内のブライダルリング専門店
アイプリモや銀座ダイヤモンドシライシ、ケイウノといったブランドが代表的です。これらの特徴は、デザインの豊富さとセミオーダーへの対応力にあります。数百種類以上のデザインから選べたり、自分たちの好みに合わせてアレンジできたりするため、オリジナリティを重視するカップルにおすすめです。また、ダイヤモンドの品質にこだわりつつも、中間コストを削減することで比較的リーズナブルな価格設定になっている場合が多く、コストパフォーマンスに優れています。アフターサービスが充実している点も魅力です。
海外のハイブランド(ジュエラー)
ティファニーやカルティエ、ハリー・ウィンストンなどがこれにあたります。最大の魅力は、そのブランドが持つステータスと世界的な知名度です。長年の歴史に裏打ちされた普遍的なデザインと品質は、多くの女性の憧れとなっています。ただし、ブランドの価値が価格に反映されるため、同等の品質のダイヤモンドであっても国内ブランドより高価になる傾向があります。また、アフターサービスが有料となる場合もあるため、購入前に確認が必要です。
どちらが良いというわけではなく、何を重視するかで選ぶべきブランドは変わります。「二人だけの特別なデザイン」を求めるなら国内専門店、「誰もが知る憧れのステータス」を求めるなら海外ハイブランド、というように、二人の優先順位を話し合って決めることが大切です。
ティファニーの婚約指輪はいくらくらい?

ティファニーは、婚約指輪の王道ブランドとして年代を問わず絶大な人気を誇ります。象徴的なティファニーブルーのボックスに憧れを抱く女性は少なくありません。
ティファニーの婚約指輪の価格は、デザインやダイヤモンドの品質(4C)によって大きく異なりますが、一般的には20万円台後半から購入が可能です。最も象徴的なデザインである「ティファニー® セッティング」は、おおよそ30万円前後から見つけることができます。
もちろん、ダイヤモンドのカラット数が大きくなったり、グレードが高くなったりすれば、価格は50万円、100万円、あるいはそれ以上と上がっていきます。20代のカップルが選ぶ価格帯としては、30万円から50万円あたりが人気です。
ティファニーが選ばれる理由は、その洗練されたデザインとブランドステータスにあります。130年以上の歴史を持つセッティングは、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すよう計算し尽くされており、流行に左右されない普遍的な美しさを持っています。
ただし、注意点として、サイズ直しやクリーニングなどのアフターサービスが一部有料となる場合があります。購入後のメンテナンス費用も考慮に入れておくと良いでしょう。
ハリーウィンストンの指輪が買える年収

ハリー・ウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」と称され、世界中のセレブリティに愛される最高級ジュエリーブランドです。そのため、婚約指輪の価格帯も他のブランドとは一線を画し、一般的には100万円以上からが中心となります。デザインによっては数百万円、数千万円というものも珍しくありません。
このような価格帯から、「ハリー・ウィンストンの指輪が買える年収はどのくらいか」という疑問が生まれるのは自然なことです。明確な基準はありませんが、一般的には企業の役員や医師、弁護士といった高所得者層、いわゆる年収1,000万円以上、あるいはそれ以上のクラスの方々に選ばれることが多いようです。
もちろん、年収が基準に満たなくても、十分な貯蓄がある場合や、ご両親からの援助がある場合など、購入に至るケースは様々です。
しかし、20代でハリー・ウィンストンを選ぶ際には慎重な判断が求められます。ローンを組んで購入する方法もありますが、その後の結婚生活に大きな負担をかける可能性があります。ブランドへの憧れも大切ですが、無理をして購入することが二人の幸せに繋がるのか、冷静に話し合うことが重要です。身の丈に合った選択をすることが、長い目で見て後悔しないための賢明な道と言えます。
避けるべき婚約指輪 恥ずかしいブランド

婚約指輪を選ぶ際、「このブランドは恥ずかしいと思われないか」と心配になる方がいます。インターネットで検索すると、特定のブランド名と共に「恥ずかしい」「やめたほうがいい」といった言葉が見受けられることがありますが、これには注意が必要です。
結論から言うと、客観的に「恥ずかしいブランド」というものは存在しません。なぜなら、指輪の価値はブランドの知名度や価格だけで決まるのではなく、贈る側の気持ちと受け取る側の喜びが最も大切だからです。
特定のブランドがネガティブに語られる背景には、以下のような理由が考えられます。
- 価格帯のイメージ: 比較的手頃な価格帯の製品もあるブランドに対して、「安っぽい」という先入観を持つ人がいる。
- 過去の販売戦略: 過去に値引き販売を行っていたことで、そのイメージが残っている。
- 人気の高さ: あまりにも定番で人気が高いため、「人とかぶりやすい」「個性がない」と感じる人がいる。
- ブランドステータスへの固執: 特定の海外ハイブランド以外は認めない、という一部の価値観。
これらの意見は、あくまで個人の主観やイメージに過ぎません。大切なのは、自分たちがそのブランドのデザイン、品質、コンセプト、そしてアフターサービスに心から満足できるかどうかです。周りの評価に惑わされず、二人で店舗を訪れ、実際に指にはめてみて「これだ」と思える指輪を選ぶことが、後悔しないための最も確実な方法です。
20代のプロポーズの相場もチェック

プロポーズにかかる費用は、婚約指輪だけではありません。素敵なプロポーズを演出するためには、他にも様々な費用が発生する可能性があります。婚約指輪の予算と合わせて、プロポーズ全体の相場も把握しておくと、より計画的に準備を進めることができます。
プロポーズに関連する主な費用項目は以下の通りです。
- 婚約指輪:前述の通り、20代の相場は20万円~50万円が中心です。
- プロポーズの場所代:高級レストランでのディナーであれば一人1万5千円~3万円程度、夜景の見えるバーであれば二人で1万円~2万円程度が目安です。旅行先のホテルの一室を予約する場合は、宿泊費として数万円が必要になります。
- 花束:プロポーズの定番である花束は、バラ12本(ダズンローズ)で5,000円~1万円、108本のバラであれば5万円~10万円程度が相場です。
- その他のプレゼント:指輪以外に、ネックレスや時計などを一緒に贈る場合は、その費用もかかります。
これらの費用を合計すると、プロポーズ全体では婚約指輪の代金に加えて、さらに5万円から10万円、あるいはそれ以上の費用がかかることが考えられます。サプライズを計画している場合は特に、これらの費用を事前に見積もり、全体の予算を立てておくことが大切です。
賢い婚約指輪の20代の相場の考え方

この記事で解説してきた、20代の婚約指輪選びに関する重要なポイントを以下にまとめます。
ポイント
- 20代の婚約指輪の平均購入額は40万円前後
- 最も選ばれている価格帯は20万円から50万円未満
- 20代前半は約32万円、後半は約39万円が平均相場
- 年齢と共に収入が上がり選ぶ指輪の価格も上昇する傾向
- 結婚するカップルの約7割が婚約指輪を購入している
- 婚約指輪なしの場合は新生活や旅行など他の費用に充てる傾向
- 現代の婚約指輪の予算目安は「月収の1ヶ月分」程度
- 年収600万円なら30万円から40万円が予算の一つの目安
- 指輪の価格は年収だけでなく貯蓄額や価値観で決めることが大切
- 支払いは男性が全額負担するケースが主流だが二人で分担する選択肢もある
- ブランドは「国内専門店」と「海外ハイブランド」に大別される
- デザインの豊富さやコスパを重視するなら国内専門店
- ブランドのステータスや知名度を重視するなら海外ハイブランド
- ティファニーは30万円前後から購入可能
- ハリー・ウィンストンは100万円以上が中心で高所得者層に人気
- 客観的に「恥ずかしいブランド」は存在せず自分たちの満足度が最も重要
- プロポーズには指輪代の他に場所代や花束代など5万円から10万円以上かかることも
- 最終的には二人でよく話し合い無理のない範囲で最高の指輪を選ぶことが幸せの鍵